CRM 顧客管理システム
顧客の現状を俯瞰し、商談状況を一望、そして営業成績を向上させる……企業が顧客との関係をより深く把握し、戦略的に顧客へアプローチすることが可能になるシステムです。
今回はスクリプトを書くときに必ずと言っていいほどお世話になる、変数設定についてです。
ローカル変数またはグローバル変数を指定値に設定します。
ローカル変数を使用して情報を照合フィールドにコピーすることによって関連レコードを作成します。
変数を設定 [$現在の_顧客_ID; 値:顧客::顧客 ID]
レイアウト切り替え [「請求書詳細」]
新規レコード/検索条件
フィールド設定 [請求書::顧客 ID; $現在の_顧客_ID]
この例1では、レイアウトを顧客画面から請求書画面に切り替えると顧客テーブルのフィールドから値を取ってくることができなくなるので、変数にしてIDを保持してからレイアウト切り替えを行なっています。
変数は、規則やルールを決めて正しく使えば、スクリプトの簡易化や利便化に非常に有効的です。
例えば、例1においては顧客IDを”$現在の_顧客_ID”とすることによって、この変数が何のIDなのか?という認識がしやすく、デバックしながら このIDは何だっけ?と なることもなくなります。
同じスクリプトを実行している間は変数設定はそのまま継続されるので、スクリプト内で同じ変数を複数回使用することもできます。
また、上記のように必ず必要となる場合の変数もあれば、メンテナンス性を高めるために活用することもできます。
例えば、例1の続きにこんな式があったとします。
変数を設定 [$現在の_顧客_ID; 値:顧客::顧客 ID]
レイアウト切り替え [「請求書詳細」]
新規レコード/検索条件
フィールド設定 [請求書::顧客 ID; $現在の_顧客_ID]
レイアウト切り替え [「販売詳細」]
新規レコード/検索条件
フィールド設定 [販売::顧客 ID; $現在の_顧客_ID]
レイアウト切り替え [「売上詳細」]
新規レコード/検索条件
フィールド設定 [売上::顧客 ID; $現在の_顧客_ID]
これをもし、顧客::顧客 IDではなく顧客::顧客新ID にしたい、となったとき、
フィールド設定の箇所を全て変更する必要がありますが、
変数を設定しているので一番上の変数設定を変えるだけで済みます。
変数を日本語でも設定できてしまうところがまたFileMakerの便利なところですね☺️
統一性やかっこよさの観点から、英語で変数を作る場合もありますが、わからない英単語を使って無理やり揃えても、どの変数が何だったか、後から混乱する可能性もあります…(スペルミスに気づかずエラー箇所を探し続けた実体験あり)
日本語でも英語でも、ミスを起こさないようにわかりやすい変数を心がけることが大切かと思います!
FileMaker開発記事
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受発注業務をEC-CUBEと連携する事により、顧客情報と受注情報それぞれの入力を自動化。その後の各種事務手続(伝票作成・郵送業務・売上レポート作成等)すべても同時に効率化するツールです。
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