FileMaker

お役立ちブログ

スクリプト一時停止でのエラー予防

随分とご無沙汰してしまいましたが、今月よりまたブログを更新していきたいと思います。

関数だけでなく、スクリプトのことや開発していく上での気づきや発見を発信していきますのでよろしくお願いいたします!

今回は、スクリプトステップの一つである”スクリプト一時停止”についてです。

スクリプト一時停止/続行

スクリプトを一時停止してユーザが現在のウインドウで他のタスクを実行できるようにします。

オプション

  • [制限時間なし] を選択すると、ユーザが [続行] (FileMaker Pro によってステータスツールバーに作成されるボタン) をクリックするか、または Enter キーを押すまで、スクリプトは停止したままになります。
  • [間隔] を選択すると、指定した秒数だけスクリプトが停止します。

このスクリプトステップの基本的な使用方法として下記のようなケースがあります。

・ユーザがデータを入力している間はスクリプトを停止しておいて、入力が終わると次の画面を表示し、必要に応じてデータ入力を行う

・[スクリプト一時停止/続行] を使用して、スクリプトの特定の時点におけるフィールドの値を確認することや、スクリプトの進行状況を評価することができます。(デバックする)

[スクリプト一時停止/続行]の[間隔]を活用して、スクリプトエラーを防ぐこともできます。

・スクリプト上でレコード確定を行ってから、なんらかの判定をしたい場合 → 確定が行われないまま判定をしてしまう恐れが..

・画像の変換やエクスポート等オブジェクトを扱う場合 → 処理が完了する前に次のステップに進んでしまいエラーになる恐れが…

例えばこのようなシチュエーションにおいては、いつもはありがたいスクリプトの処理速度の速さが仇になり、求めている結果にならない場合があります。

そんな時に、[スクリプト一時停止/続行]で間隔を0.5秒でも0.1秒でも入れてあげることで、回避することができる場合があります。

0秒でも、スクリプト側からすると処理が違うようです…

正しくスクリプトは書けているし、デバックで追うと正しく動くのに原因がわからない..という場合は、処理速度の問題かもしれません。

そんな時はぜひお試しください。

 

FileMaker開発記事

墓掃除システム

墓地管理、墓地清掃、供花管理など、定期的な作業を標準化。煩雑な業務作業の見える化を可能にするシステムです。

マイページ機能

FileMakerとWebサイトとの連携で、顧客との円滑なやり取りが可能となるほか、業務効率の改善にも繋がります。

CRM 顧客管理システム

顧客の現状を俯瞰し、商談状況を一望、そして営業成績を向上させる……企業が顧客との関係をより深く把握し、戦略的に顧客へアプローチすることが可能になるシステムです。

受発注システム [EC-CUBE連携]

受発注業務をEC-CUBEと連携する事により、顧客情報と受注情報それぞれの入力を自動化。その後の各種事務手続(伝票作成・郵送業務・売上レポート作成等)すべても同時に効率化するツールです。

その他の記事

Letについて

今回は、様々な式に組み込み活用することのできる、Let関数についてご紹介します。

新着記事紹介

カワイ事務機株式会社のDXの取り組みについて、わかりやすくまとめた記事にしました。

Quoteについて

テキストをダブルクォーテーションマークで囲んだテキスト形式で返す、Quoteについてです。