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YearNameについて
今回は、日付の和暦を指定された書式で返す、YearName関数についてです。
ヘルプページ掲載の構文と例題を記載します。
構文
YearName (日付 ; 形式)
説明
形式の値が空白か、0、1、または 2 以外の値が使用されている場合は、0 が使用されます。
0 – 明治時代を示す日本語のテキスト (長い形式) 8 (Meiji 8)、大正時代を示す日本語のテキスト (長い形式) 8 (Taisho 8)、昭和時代を示す日本語のテキスト (長い形式) 8 (Showa 8)、成時代を示す日本語のテキスト (長い形式) 8 (Heisei 8)、令和時代を示す日本語のテキスト (長い形式) 8 (Reiwa 8)、西暦を示す日本語のテキスト (長い形式) (1868/9/8 より前の日付は西暦 xxxx)
1 – (明治時代を示す日本語のテキスト (短縮形式)) 8 (Mei 8)、(大正時代を示す日本語のテキスト (短縮形式)) 8 (Tai 8)、(昭和時代を示す日本語のテキスト (短縮形式)) 8 (Sho 8)、(平成時代を示す日本語のテキスト (短縮形式)) 8 (Hei 8)、(令和時代を示す日本語のテキスト (短縮形式)) 8 (Rei 8)、(西暦を示す日本語のテキスト (短縮形式)) xxxx (1868/9/8 より前の日付は (Sei) xxxx)
2 – M8、T8、S8、H8、R8、xxxx CE (1868/9/8 より前の日付)
和暦の形式は、0 = 長い形式、1 = 短縮形、2 = 2 バイトのアルファベットになります。上に示す和暦より前の日付の場合は、「西暦」が返されます。
例 1
YearName (日付フィールド ; 0) は、日付フィールドの値が「2008/7/15」の場合「2008 年 7 月 15 日の年号を示す日本語のテキスト」を返します。
ヘルプページの説明は丁寧で長くなっているため、簡潔に例を並べてご紹介しますと、
本日(2022/07/25)の西暦2022年を、和暦に直したい際には
YearName ( Get ( 日付 ) ; 0 ) >> 令和4
YearName ( Get ( 日付 ) ; 1 ) >> (令)4
YearName ( Get ( 日付 ) ; 2 ) >> R4
という形式で返ってきます。
記入や登録は西暦で行いたいけど書面上は和暦表示にしたい場合など、活用いただけるシーンは多々あるかと思います。
是非覚えておいていただければと思います。
参考:
Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ: リファレンス>関数リファレンス>日本語関数>YearName
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/yearname.html(2022-07-25閲覧)
FileMaker開発記事
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1番目の氏名+様の表記は、記述の通りで、フィールドと”様”のテキストを分けて配置すると、予想される最長の氏名の長さでフィールドを確保しておく必要があるため、短い氏名であった場合にアンバランスが生じることを防ぐことが可能です。