FileMaker

お役立ちブログ

値を連結する時の注意点

今回は、関数を使って取得した値を連結する際に気をつけるべき”改行”についてお話しします。

というのも、関数で取得できる値には、最後が改行で終わっているものと、そうでないものがあります。

判別方法としては意外と単純で、取得できる単位が”改行リスト”であるか、そうでないかで判別することができます。

返される各値が改行で終了している関数

・LeftValues

例 LeftValues (“Plaid¶Canvas¶Suitcase” ; 2) は「Plaid¶Canvas¶」を返します。

・RightValues

例 RightValues (“Plaid¶Canvas¶Suitcase” ; 2) は「Canvas¶Suitcase¶」を返します。

・MiddleValues

例 MiddleValues (“Plaid¶Canvas¶Suitcase” ; 2 ; 1) は「Canvas¶」を返します。

・SortValues

例 SortValues (“34¶600¶18¶29” ; -2) は「600¶34¶29¶18¶」を返します。

・UniqueValues

例 UniqueValues (“34¶600¶18¶600¶18.0” ; 2) は「34¶600¶18¶」を返します。

このように例題を並べると、名称は似た関数ながら、返す値の違いがわかりやすいですね。

上記の通り、これらの関数で取得した値には、最終に必ず改行がついています。

そのため、他の関数で取得した値同士をリスト化したい場合は “¶ &” を使って結合する必要がありますが、上記の関数の場合は不要ということになります。

 

このような関数ごとの特徴を掴んでおくことも便利かもしれませんね。ぜひご活用ください。

参考:
Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ: リファレンス>関数リファレンス>テキスト関数

・LeftValues https://help.claris.com/ja/pro-help/content/leftvalues.html

・MiddleValues https://help.claris.com/ja/pro-help/content/middlevalues.html

・RightValues https://help.claris.com/ja/pro-help/content/rightvalues.html

・SortVlaues https://help.claris.com/ja/pro-help/content/sortvalues.html

・UniqueValues https://help.claris.com/ja/pro-help/content/uniquevalues.html

( 2023-2-20閲覧)

FileMaker開発記事

顔パス受付システム

AIサーマルカメラとFileMakerとの連動による新型受付システムです。
顔認証で体温測定と受付を同時に完了、会員登録の手間も不要に。学習塾などでは入退出時に親へメール自動送付サービスもつけられます。

修理受付システム

修理受付から請求までの業務を一元管理。Web予約連動、クレジット請求連動などの業務を効率化します。ほか顧客履歴、部品在庫管理、発注リストなどあらゆる関連業務に対応しています。

栽培管理システム

栽培管理システム とは、植物工場 での野菜栽培において、膨大なデータを一括管理できるシステムです。高品質な野菜を栽培するために必要なあらゆる情報を見える化し、業務効率向上を図ります。

受発注システム [EC-CUBE連携]

受発注業務をEC-CUBEと連携する事により、顧客情報と受注情報それぞれの入力を自動化。その後の各種事務手続(伝票作成・郵送業務・売上レポート作成等)すべても同時に効率化するツールです。

その他の記事

Loop機能 について②

今回は、前回に引き続きLoopについて、便利に活用するにあたって、ValueCount関数、GetValue関数を用いたいと思います。

Positionについて

今回は、特定のテキストの場所を指定し値を取り出たい時に活用できる、Position関数のご紹介です。

IsEmpty について

IsEmpty は、フィールド内が空欄、またはエラーが発生した場合は真(1)を返す関数で、様々なシーンで便利に使うことができます。