FileMaker

お役立ちブログ

SerialIncrementについて

今回は、指定された値に含まれるテキストと数字の組み合わせを指定された量だけ数字を増分して返す、SerialIncrementについてです。

下記にヘルプページ掲載の構文と例題を記載します。

構文

SerialIncrement (テキスト ; 増分)


例 1

SerialIncrement (“abc12” ; 1) は、「abc13」を返します。

SerialIncrement (“abc12” ; 7) は、「abc19」を返します。

SerialIncrement (“abc12” ; -1) は、「abc11」を返します。

SerialIncrement (“abc12” ; 1.2) は、「abc13」を返します。

SerialIncrement (“abc1.2” ; 1.2) は、「abc1.3」を返します。

例 2

この例では、数字以外の文字はすべてセパレータとして認識され、一番右側の数字が増分されます。

SerialIncrement (“abc123;999” ; 1) は、「abc123;1000」を返します。

この関数の特徴としては、同フィールドにテキストがあったとしても、テキストはそのままの状態で計算してくれるというところです。

フィールドのテキスト内に数字が複数ある場合は、最後の数字に加算されます。

例えば、採番フィールドの値 “2022-0021” に構文を当てはめるとすると、

SerialIncrement ( “2022-0001” ; 1 )

>> 2022-0002

となります。

ハイフンや固有名詞等も含んだフィールドの加算にとても便利です。

ぜひ、活用してみてください。

参考:
Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ: リファレンス>関数リファレンス>テキスト関数>SerialIncrement

https://help.claris.com/ja/pro-help/content/serialincrement.html ( 2022-08-29閲覧)

FileMaker開発記事

葬儀システム

葬儀プランを構成する複雑な商品・サービスのすべてをシステム上で一元管理。受付から施工・請求までスムーズに対処できます。タブレット活用により、誰でも簡単にプラン見積が可能に。

CRM 顧客管理システム

顧客の現状を俯瞰し、商談状況を一望、そして営業成績を向上させる……企業が顧客との関係をより深く把握し、戦略的に顧客へアプローチすることが可能になるシステムです。

顔パス受付システム

AIサーマルカメラとFileMakerとの連動による新型受付システムです。
顔認証で体温測定と受付を同時に完了、会員登録の手間も不要に。学習塾などでは入退出時に親へメール自動送付サービスもつけられます。

修理受付システム

修理受付から請求までの業務を一元管理。Web予約連動、クレジット請求連動などの業務を効率化します。ほか顧客履歴、部品在庫管理、発注リストなどあらゆる関連業務に対応しています。

その他の記事

Positionについて

今回は、特定のテキストの場所を指定し値を取り出たい時に活用できる、Position関数のご紹介です。