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気をつけたいケアレスミス事例( 6 )

こんなミスには気をつけて!というケアレスミス事例を
自身の体験談を交えながら何回かに分けてご紹介していきたいと思います。

今回は “フィールド名の変更には要注意” です。

フィールドの設計ルールを変えて、フィールド名を変更する場面があるかと思うのですが
フィールド名の変更は既存設計に大きな影響を及ぼす可能性があること、知っていますか?

例えば、顧客テーブルの電話連絡先

顧客::TEL

を細分化したいと思い、

顧客::TEL_固定 と 顧客::TEL_携帯

と作成し直した、とします。

元々の 顧客::TEL フィールドの値は 顧客::TEL_固定 フィールドとして扱われるのが正解。

この場合に、影響のない箇所とある箇所両方をピックアップしてご紹介いたします。

影響のない箇所(自動で変更してくれる箇所)

①フィールドの計算式オプション
②計算式タイプのフィールド内
③スクリプトステップ ”フィールド設定”

これらに関しては、何もしなくても
顧客::TEL_固定 のフィールドとして扱ってくれます。

影響のある箇所(自動で変更してくれない箇所)

①スクリプトステップ ”フィールドを名前で設定”
②Execute SQL 内でフィールドを指定している場合

これらにフィールド設定していると
変更が適用されないので、存在しない 顧客::TEL のフィールドを参照しようとし、
エラーとなってしまいます。

 

これらの共通点としては、フィールドをテキスト扱いしている ということ。

テキスト扱いされていると、フィールドと認識されていなので、フィールド名が変わっても自動適用はされません。

1番安心なのは フィールド名を極力変えないこと ではあるのですが
万が一変える必要が生じた場合は、上記の注意点を覚えておいてくださいね。

ケアレスミスについては、テストする時にスクリプトデバッガを活用すれば基本的に解決しますが
この場合は根本原因がわからず何しても解決しない…とハマってしまう可能性もありますので
頭の片隅に覚えておくようにしましょう!

焦っていたり横着をしたりしているとついつい見逃してしまいがちなので
気をつけていきましょう✊

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