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シリアル番号の採番( ExecuteSQL )

前回に引き続き今回は採番方法の応用編をご紹介します。
FileMaker初心者の方にとってはとっつきにくい、ExecuteSQLの基本概念から活用法までご紹介していきます。

まずはExecuteSQLとはなんぞや?ということで
ヘルプページの概要をご紹介します。

ExecuteSQL

指定したテーブルオカレンスに対する SQL クエリーステートメントを FileMaker Pro ファイル内で実行します。

構文

ExecuteSQL (SQL クエリー ; フィールド区切り ; 行区切り {; 引数...})

概要を載せすぎても?となってしまうの思うのでその他説明情報を知りたい方はヘルプページをご参照ください。

ExecuteSQLのいいところは、レイアウト遷移せずに値を取ってくることができるところです。
検索モードにすることもなく、関連テーブルに移動することもなく、計算一つで値取得できます。
一度覚えると活用するっきゃない便利な関数かと思います!

早速実践で解説していこうと思います。

前回に続き、こちらの表の数値を使って採番の流れをご紹介していきます。
区分ごとに採番するため、Noだけでは重複する番号があり、シリアルNoになって初めて固有の値になります。

例えば、”A”の区分のシリアル番号で新たに採番したい際にはこのように取得することができます。

文章化すると、

採番テーブルのレコードの中から
接頭語フィールドの引数がAにであるレコードを絞り込んで
そのNoフィールドを〜queryとして返してください

結果はNoフィールドの値で降順にして
1行目の値のみ返してください

という計算式になり

この式で取得した値(今回は”0002″)に+1することで次の値の採番が算出される、という流れになります。

(0002+1 すると 3 と返ってくるのでそれからまた一工夫する必要がありますがそれはまた次回の記事で…!)

難易度高めかもしれませんが、慣れてくると逆に使いたくなっちゃう関数の一つなので
ぜひ思い出して活用してみていただければと思います。

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