FileMaker

お役立ちブログ

Exact関数について

今回は、内容一致を判別するExact関数について紹介します。

まずは、公式サイトの構文と例をご紹介します。

構文

Exact (テキスト ; 比較テキスト)

例 1

Exact (“McDonald” ; “McDonald”) は、「1」(真) を返します。

Exact (“McDonald” ; “MCDONALD”) は、「0」(偽) を返します。

Exact (“John” ; “John “) は、「0」(偽) を返します。

例 2

Exact (Upper (“McDonald”) ; Upper (“MCDONALD”)) は、「1」(真) を返します。

例 3

Exact (請求先 ; 出荷先) は、「請求先」と「出荷先」の値が同じ場合、「1」(真) を返します。

例 4

Exact (受取人 ; Upper (受取人)) は、「受取人」の値が「JOHNSON」の場合、「1」(真) を返します。

例 5

Exact (国 ; “スペイン”) は、「国」フィールドの値が「スペイン」の場合、「1」(真) を返します。

例3のように、テキストの部分に、フィールドをおくこともできるので、異なる2つのフィールドの値が同じでないといけない場合の照合方法の一つとして活用できます。

例えば、個人ユーザーの情報を追加してもらう際に、パスワードやメールアドレスは誤って登録してしまいやすい項目ですので、<確認用>の入力項目をよく見かけることがあると思います。

登録時のエラーチェックとして

メールアドレス = 確認用メールアドレス

としても、その真偽で照合が可能ですが、関数を利用して

Exact ( メールアドレス ; 確認用メールアドレス )

でも、大文字小文字まで照合することができます。

ぜひ活用してみてください。

参考:
Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ: リファレンス>関数リファレンス>テキスト関数>Exacr
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/exact.html(2022-06-06閲覧)

FileMaker開発記事

CRM 顧客管理システム

顧客の現状を俯瞰し、商談状況を一望、そして営業成績を向上させる……企業が顧客との関係をより深く把握し、戦略的に顧客へアプローチすることが可能になるシステムです。

葬儀システム

葬儀プランを構成する複雑な商品・サービスのすべてをシステム上で一元管理。受付から施工・請求までスムーズに対処できます。タブレット活用により、誰でも簡単にプラン見積が可能に。

修理受付システム

修理受付から請求までの業務を一元管理。Web予約連動、クレジット請求連動などの業務を効率化します。ほか顧客履歴、部品在庫管理、発注リストなどあらゆる関連業務に対応しています。

受発注システム [EC-CUBE連携]

受発注業務をEC-CUBEと連携する事により、顧客情報と受注情報それぞれの入力を自動化。その後の各種事務手続(伝票作成・郵送業務・売上レポート作成等)すべても同時に効率化するツールです。

その他の記事

JSON関数について

FIlemakerのスクリプト上で大量のデータを扱う際に万能に活用できるJSON関数について、活用意義や関数の一覧についてご紹介します。