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エラー処理について
今回はスクリプトステップの一つであるエラー処理について、基礎的な部分から、オンにした際の後処理について紹介します。
エラー処理
FileMaker クライアントにより表示される標準の警告メッセージを非表示または有効にします。
オプション
- [オン] では、FileMaker Pro の警告メッセージや一部のダイアログボックスが表示されなくなります。エラー番号 100 または 803 のエラーが発生した場合は [ファイルを開く] ダイアログボックスのような標準のファイルダイアログボックスも表示されなくなります。
- [オフ] では、警告メッセージが表示されるようになります。
何も知識のない段階でこのステップを見ると、[オン]すればエラー表示されるイメージかと思いますが、正解は真逆です。
エラー処理[オン]の状態は、FileMakerの通常機能で表示されるエラー警告やダイアログを非表示にしたい場合に使用します。
このステップを踏めば、重要性の低いエラー表示を回避することができたり、オリジナルでエラー制御のスクリプトを組み込むことができたりします。
エラー処理[オン]設定後のエラー制御について
エラーが発生したかどうかは Get ( 最終エラー ) を使用することで明らかにできます。
エラーが発生していた場合はそのエラー番号を、エラー無しの場合は0が返ってきます。
つまり、エラーの有無で分岐を行う場合は
Get(最終エラー) = 1 / Get(最終エラー) > 0 などで分岐をすれば大丈夫です。
例えば、検索時に結果が0であってもエラー表示は出したくないならば、エラー処理を設定しておく必要があります。
ただし、やみくもにエラー制御を使用してしまうと
自分で予想できていなかったエラーを無視してシステムが動き重大なトラブルになってしまった…
なんてことも起こり得ますので、その点ご注意ください。
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