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SerialIncrementについて
今回は、指定された値に含まれるテキストと数字の組み合わせを指定された量だけ数字を増分して返す、SerialIncrementについてです。
下記にヘルプページ掲載の構文と例題を記載します。
構文
SerialIncrement (テキスト ; 増分)
例 1
SerialIncrement (“abc12” ; 1) は、「abc13」を返します。
SerialIncrement (“abc12” ; 7) は、「abc19」を返します。
SerialIncrement (“abc12” ; -1) は、「abc11」を返します。
SerialIncrement (“abc12” ; 1.2) は、「abc13」を返します。
SerialIncrement (“abc1.2” ; 1.2) は、「abc1.3」を返します。
例 2
この例では、数字以外の文字はすべてセパレータとして認識され、一番右側の数字が増分されます。
SerialIncrement (“abc123;999” ; 1) は、「abc123;1000」を返します。
この関数の特徴としては、同フィールドにテキストがあったとしても、テキストはそのままの状態で計算してくれるというところです。
フィールドのテキスト内に数字が複数ある場合は、最後の数字に加算されます。
例えば、採番フィールドの値 “2022-0021” に構文を当てはめるとすると、
SerialIncrement ( “2022-0001” ; 1 )
>> 2022-0002
となります。
ハイフンや固有名詞等も含んだフィールドの加算にとても便利です。
ぜひ、活用してみてください。
参考:
Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ: リファレンス>関数リファレンス>テキスト関数>SerialIncrement
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/serialincrement.html ( 2022-08-29閲覧)
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