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Sign関数について

今回は、数値が正の値か負の値かを判別する関数Signについてです。

まずは、ヘルプページの構文と例を掲載します。

構文 

Sign (数値)

例 1 

Sign (15.12) は、「1」を返します。

Sign (-175) は、「-1」を返します。

Sign (未払い残高) は、「未払い残高」が「0」を含む数字フィールドである場合、「0」を返します。

 

この関数を活用する場面として、スクリプト内の分岐や、レイアウトの表示非表示等あるかと思いますが、今回は条件付き書式の設定での活用例をご紹介します。

 

例えば、前回同様車両管理の画面において、走行距離を表示したいレイアウトがあったとします。

車両をその日に利用したとすれば、走行距離は必ず正の値が入るべきであり、0または負の値になっているならば、エラー表示をすべきですよね。

スクリプトを走らせて、忠告文を出しても良いかと思いますが、0または負の値の時には赤色の表示にするだけでも、入力ミスや入力漏れに気がつくことができます。

 

条件付き書式に、

Sign(走行距離) ≠ 1  の時(走行距離が正の値でない時)に、文字色を赤

としておけば、完了です。

 

走行距離 > 0 としても同じですが、不等号は≧と>の場合わけをしっかり行なわないと、うっかりミスをしてしまうこともあるので…

正負の判別時には、Sign関数を活用してみるのも便利かもしれません。

  

FileMakerヘルプ

Sign https://help.claris.com/ja/pro-help/content/sign.html

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