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Loop スクリプトの順番​

以前に紹介させていただいた、Loop機能について、活用できれば非常に便利なスクリプトになるのですが、様々な参考サイトでLoopのスクリプトを確認する際に、Exit Loop位置がバラバラで混乱してしまうことはありませんか?

そこで、今回は、前回紹介したLoopスクリプトも用いて、Loopのスクリプト構造について改めてご紹介させていただきます。

こちらが、前回の記事内で紹介させていただいた例文です。

変数を設定 [ $count ] (カウント数を$cntで定義)

変数を設定 [ $list ; 値 : 顧客::勤務先電話番号_list ] (勤務先電話番号の集計一覧フィールド)

変数を設定 [ $volume ; 値 : ValueCount ( $list ) ] (集計フィールドの総数)

  Loop

     変数を設定 [ $count ; $count +1 ]

  フィールド設定 [顧客::日中の連絡先; GetValue ( $list ; $count )]

 Exit Loop If [ $count ≧ $volume ]

 End Loop

 

このスクリプトで、顧客の人数分の勤務先電話番号を、「日中の連絡先」欄にも追加する作業が一発でできます。

そしてこのスクリプトは、変数設定を一つ追加すれば、この順列でも構成することが可能です。

 

変数を設定 [ $count ] (カウント数を$cntで定義)

変数を設定 [ $list ; 値 : 顧客::勤務先電話番号_list ] (勤務先電話番号の集計一覧フィールド)

変数を設定 [ $volume ; 値 : ValueCount ( $list ) ] (集計フィールドの総数)

変数を設定 ( $count ; 1 )

 Loop

 Exit Loop If [ $count ≧ $volume ]

  フィールド設定 [顧客::日中の連絡先; GetValue ( $list ; $count )]

     変数を設定 [ $count ; $count +1 ]

  End Loop

 

あらかじめ初期数値を$countにセットしておくことで、カウントアップを最終行に持ってくることができます。

スクリプトの果たす動きとしては同等なので、デバックしやすいな、作成しやすいなと思う方で

作成していただければと思います。

過去のLoop紹介記事についても、ぜひご確認ください!

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