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TrimAllについて

こんにちは。

今回は、適切にスペースを取り除く/指定のスペースを返してくれる、TrimAll関数についてご紹介します。

構文と説明、例、タイプ種類についてご紹介します。

構文 

TrimAll (テキスト ; 全角詰め ; タイプ)

説明 

TrimAll はテキストまたは全角と半角スペースなどのローマ字以外のスペースを使用する場合に使用します。それ以外の場合は Trim 関数を使用します。

全角スペースを取り除くには、全角詰めを真 (1) に設定します。全角スペースを削除しない場合は、全角詰めを偽 (0) に設定します。

 

 

タイプについて

0

ローマ字以外の文字とローマ字の間のすべてのスペースを取り除きます (ローマ字の間には常にスペースを 1 つ入れます)。

1

ローマ字以外の文字とローマ字の間に常に半角スペースを入れます (ローマ字の間には常にスペースを 1 つ入れます)。

2

ローマ字以外の文字の間のスペースを取り除きます (ローマ字以外の文字とローマ字の間の複数のスペースを減らします。スペースがない場合はスペースを追加しません。ローマ字の間には常にスペースが 1 つ残ります)。

3

すべての場所のすべてのスペースを取り除きます。

 

 

例 1 

TrimAll (” Julian       Scott Dunn “;0;0) は「Julian Scott Dunn」を返します。

例 2 

TrimAll ( 名前 , 1,  0 ) は、「 名前 」フィールドの値が「 山田 太郎 」の場合「 山田太郎 」を返します。

例 3 

TrimAll ( “ファイルメーカー Proは高品質” , 1 , 0 ) は「 ファイルメーカー Proは高品質 」を返します。

TrimAllは、前回ご紹介したTrimと使い方としては同じですが、全角詰めへの対応、タイプを選択することができます。

TrimAllを使うことで、テキスト間のスペースも取り除くことができます。

今回も実際のデータビューアで確認できる例とすると、

Trim ( “山田 太郎” ) & ¶ &

TrimAll ( “山田 太郎” ; 0 ; 0 ) & ¶ &

TrimAll ( “山田 太郎” ; 1 ; 0 )

の結果は

山田 太郎

山田 太郎

山田太郎

となります。

TrimAllで、全角詰めを適用させた際(3行目)に初めて全角スペースは取り除くことができます。

参考URL:https://help.claris.com/ja/pro-help/content/trimall.html?Highlight=trimall

その他の記事

ValueCount について

ValueCount関数は、GetValue関数と同じく、改行で区切られたテキスト値の一覧を適切な形で返してくれる関数で、テキスト値の合計数を返してくれます。