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関数 Filter Values について
関数 FilterValues について
こんにちは。
今回は、関数 FilterValues の活用方法をご紹介します。
まずは、FileMakerヘルプサイトに掲載されている構文と例を確認しておきます。
構文
FilterValues (フィルタするテキスト ; フィルタ値)
例 1
FilterValues (“Plaid¶Canvas¶Suitcase” ; “Plaid¶Canvas”) は「Plaid¶Canvas¶」を返します。
例 2
FilterValues (ValueListItems (“データベース” ; “サイズ”) ; “中¶小”) は、「データベース」という名前のデータベースファイルに「小¶中¶大」という値を持つ値一覧「サイズ」がある場合に「小¶中¶」を返します。
FilterValuesは、指定したテキストやテキストフィールドをフィルタするテキストだけにして返してくれる関数です。
例えば、選択したユーザーIDが、グループのIDリストに含まれているかどうか、という判定などにも使用することができます。
最終決定のボタンは各グループ管理者にしか表示しないようにしたい、となった際に、
$id : 操作しているユーザー
$list : グループ管理者のIDリスト(何らかの形でグループ管理者のリストを取得する必要がありますが…)とし、
FilterValues ( $list ; $id ) とすれば、$listの中に$idが該当する場合は$idを返し、なければ何も返ってきません。
これを活用して、決定ボタンのオブジェクトを隠すフィールドに
Let (
[
~id = [操作しているユーザー] ;
~list = [グループ管理者のリスト]
] ;
Case ( IsEmpty ( FilterValues ( ~list ; ~id ) ) ; 1 ; )
と置いておくことで、管理者以外の人に決定ボタンは現れなくなります。
ぜひ活用してみてください。
参考サイト: https://help.claris.com/ja/pro-help/content/filtervalues.html
その他の記事
ValueCount について
ValueCount関数は、GetValue関数と同じく、改行で区切られたテキスト値の一覧を適切な形で返してくれる関数で、テキスト値の合計数を返してくれます。