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CountとListについて
どちらもリレーション先のデータを扱うときによく使われますが、用途と結果は全然違います。
目的によって使い分けができるように、まとめてみましたので、参考にしてくださいね。
Count
フィールド内の空白を除く有効な値の数を返します。
構文
Count (フィールド {; フィールド…})
目的:
レコードの数を数える
例:
Count ( 注文::注文ID )
→ リレーション先(例:注文)で、注文IDが存在する数を返す。
出力例:
・3件あったら → 3
・1件もなかったら → 0
【 使いどころ 】
・リレーションでつながってる子レコードが何件あるかを知りたいとき
・「この顧客には注文が何件あるか」とか、「このプロジェクトに紐づくタスクはいくつか」など
List
フィールド内の空白を除く値の連結一覧を返します。
構文
List (フィールド {; フィールド…})
目的:
レコードの値を一覧にする(改行区切りのリスト)
例:
List ( 注文::商品名 )
→ リレーション先(例:注文)で、商品名をすべて改行区切りで返す。
出力例:(注文が3件ある場合)
りんご
みかん
バナナ
【 使いどころ 】
・リレーションでつながっている複数のレコードから、あるフィールドの値を全部表示したいとき
・「この人が参加したイベント名をすべて表示したい」とか、「この顧客が購入した商品を一覧にしたい」など
使い分けまとめ
関数 | 目的 | 出力 | 代表例 |
---|---|---|---|
Count | 件数を知る | 数値 | レコード数を数える |
List | 値を一覧にする | 改行区切りのテキスト | 商品名リストを表示する |
どっちを使えばいいか迷った時は、「数を出したいのか?中身を出したいのか?」で判断してみましょう◎
ぜひ、活用してみてくださいね。
参考:
リファレンス>関数リファレンス>統計関数>Count
https://help.claris.com/archive/fm19/ja/pro-help/content/list.html
リファレンス>関数リファレンス>統計関数>List
https://help.claris.com/archive/fm19/ja/pro-help/content/list.html
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