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条件が長くて読みにくいIf式を、Letでスッキリ整理
✅ はじめに
FileMakerで計算式を書いていて、こんな風に思ったことはありませんか?
「If の条件が長すぎて何を判定してるのかわからん…」
「しかもネストしまくってカオス…」
そんなときにめちゃくちゃ役立つのが Let
関数。
今回は、複雑な条件分岐をLetで整理して読みやすくするテクニックをご紹介します!
💡 Before:ありがちなゴチャッとしたIf式
If (
フィールドA = “はい” and フィールドB > 100 ;
“対象” ;
“対象外”
)
→ 一見大丈夫そうだけど、条件が増えてくると読みづらくて間違いやすい!
🪄 After:Letを使ってスッキリ整理!
Let (
[
条件A = フィールドA = “はい” ;
条件B = フィールドB > 100
] ;
If ( 条件A and 条件B ; “対象” ; “対象外” )
)
→ これだけで、ロジックの意味がパッと読める✨
→ しかも将来メンテもしやすくなる!
🧪 使いどころの実例
🎯 たとえば:問い合わせ対応の自動判定
Let (
[
緊急 = 問い合わせ::カテゴリ = “緊急” ;
営業時間外 = Get ( 現在時刻 ) < Time ( 9 ; 0 ; 0 ) or Get ( 現在時刻 ) > Time ( 17 ; 0 ; 0 )
] ;
If ( 緊急 and 営業時間外 ; “即時対応” ; “通常対応” )
)
→ 条件が複数あっても、それぞれに意味のある“名前”をつけて整理できる!
💎 メリットまとめ
メリット | 内容 |
---|---|
✅ 可読性 | 複雑な条件を意味のある変数名で分割できる |
✅ 保守性 | 条件を変えるとき、ロジックの中身を触らずに済む |
✅ 再利用性 | 一度定義した条件を何度でも使える |
✅ バグ減少 | ネストが浅くなり、ミスを防げる |
📌 ポイント:Letで「名前をつける」=見える化
Let関数は、ただのローカル変数を定義するだけじゃなく、「見た目を整える」という視点で使うのが最強です。
コードも自分も、未来のメンテ担当者も喜ぶ。
それが Let の“読みやすさの魔法”🪄✨
✨ まとめ
Letは「複雑な計算式を整理するためのツール」として超優秀!
条件式を変数に分けるだけで、読みやすさも正確性もぐっと上がる
変数名に意味を持たせれば、まるで自然言語のように読めるロジックに!
💬 さいごに
Let関数って地味に見えるけど、使いこなすと「読みやすい・間違えにくい・メンテしやすい」の三拍子がそろう、実務で最も頼れる関数のひとつ。
「条件式が長くてイヤ!」と思ったら、ぜひLetでスッキリさせてみてください😊
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