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小数点の切り捨てに使う関数
今回は前回に引き続き、小数点のある際に活用する関数をご紹介します。
前回のInt、Floorは、小数点を切り捨てる関数でしたが、今回は小数点を切り上げるRound関数についてです。
まず、基本の構文と例です。
構文
Round (数値 ; 桁数)
例 1
Round (123.456 ; 2) は、「123.46」を返します。
Round (14.5 ; 0) は、「15」を返します。
Round (14.5 ; 2) は、「14.5」を返します。
Round (29343.98 ; -3) は、「29000」を返します。
Round (123.456 ; -1) は、「120」を返します。
上記の通り、桁数欄に入力した数の小数点までの数字が返ってきます。
例えば、1週間の車の走行距離の平均を小数点第二位までの数値で記録していきたい、とすれば、
Round ( 1週間の走行距離合計走行距離 / 7) ; 2 ) と計算式に入れておけば
平均が5,2504kmだとすると、
Round (5,2504 ; 2 ) → 5.525km
平均が10,3762だとすると、
Round ( 10,3762 ) ; 2 ) → 10,38km
としてくれます。
様々な桁数が指定できるので、活用できる機会は多いように感じます。
ぜひ活用してみてください。
FileMakerヘルプ
Round:https://help.claris.com/ja/pro-help/content/round.html
その他の記事
ValueCount について
ValueCount関数は、GetValue関数と同じく、改行で区切られたテキスト値の一覧を適切な形で返してくれる関数で、テキスト値の合計数を返してくれます。