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Letで計算途中を見える化!
デバッグ・検証が爆速になるテクニック

✅ はじめに

FileMakerで複雑な計算式を書いていると、

「この値、ほんとに正しいの…?」
「どこで計算がズレてるか分からない…」

なんて経験、ありますよね?

そんなときに便利なのが Let関数を使った「計算途中の値をまとめて確認」テク
一時変数に名前をつけることで、途中経過が見えて理解しやすくなるんです!

💡 例:途中計算を見える化

1️⃣ 金額計算の確認

Let (
  [
     a = フィールドA ;
    b = フィールドB ;
    c = a + b
  ] ;
    List ( a ; b ; c )
)

🔹 どうなる?

aにフィールドAの値 
bにフィールドBの値
cに a+b の計算結果

をまとめて 1つのリストとして返すので、画面上や計算結果で確認できる!

🧪 実務でありがちな使い方

1️⃣ 金額計算の確認

Let (
  [
    単価 = 商品::単価 ;
    数量 = 商品::数量 ;
    小計 = 単価 * 数量 ;
    税込 = 小計 * 1.1
  ] ;
    List ( 単価 ; 数量 ; 小計 ; 税込 )
)

→ 「小計が正しく計算されてるか?」を一目で確認できる。
→ 数値のズレや不具合の原因特定が超速!

2️⃣ 条件判定の途中確認

Let (
  [
    条件A = フィールドA = “はい” ;
    条件B = フィールドB > 100
  ] ;
    List ( 条件A ; 条件B ; 条件A and 条件B )
)

→ 「小計が正しく計算されてるか?」を一目で確認できる。
→ 数値のズレや不具合の原因特定が超速!

💎 メリットまとめ

メリット内容
✅ 可視化計算途中の値を一覧で確認できる
✅ デバッグ効率UP「どこでズレてるか」をすぐ特定できる
✅ 保守性複雑な式を変数に分けるので理解しやすい

📌 ポイント

  • List() で返すと、複数の途中値をまとめて確認できる

  • 変数名を意味のある名前にすることで、何の値か一目でわかる

 

✨ まとめ

Let関数を使えば、「計算途中を見える化」してデバッグもラクラク!

  • 複雑な式も途中経過を追いやすくなる

  • バグの特定スピードが爆上がり

  • 実務でのトラブルシューティングに最強

「計算式のどこで間違ってるか分からない…」
と思ったら、Letで途中値をリスト化してみましょう😊

参考:
リファレンス>関数リファレンス>論理関数>Let
https://help.claris.com/archive/fm19/ja/pro-help/content/let.html

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