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GetAsBooleanで実務がスマートに!

〜「あるかないか」を0と1で管理するだけでラクになる〜

✅ はじめに

FileMakerには名前からして「なんか使えそう」な関数、ありますよね。

その中のひとつが GetAsBoolean
なんとなく名前は知ってるけど、「結局なにに使うの?」って人も多いかも。

でも実はこの関数、実務の中でめちゃくちゃ役立つんです!

🔍 GetAsBoolean とは?

GetAsBoolean

指定された値に含まれるテキストと数字の組み合わせを指定された量だけ数字を増分して返します。 


構文
GetAsBoolean ( データ )

🧪 判定ルールはこれだけ!

結果(返す数値)解説
"abc"1空じゃないので True
1231ゼロじゃないので True
00ゼロ → False
""(空)0空 → False
True1True → 1
False0False → 0

💡 なにが便利?

普通ならこんなふうに書く必要があるロジック:

If ( IsEmpty ( フィールド ) ; 0 ; 1 )

それがこの一文でスッキリ✨:

GetAsBoolean ( フィールド )

🧭 実務でありがちな使い方3選

✅ 1. 「チェック済み」かどうかを数値で保存したい!

たとえば:請求書の「送付済み」チェックボックス
✔️がついてたら「1」、なければ「0」にしたい!

フィールド設定 [ 請求書::送付フラグ ; GetAsBoolean ( 請求書::送付チェック ) ]

→ この一文だけで 0か1のフラグに変換して保存できる!

✅ 2. 「条件を満たしているデータ数」を集計したい!

たとえば:契約一覧で「未入金の件数」をカウントしたい

If ( IsEmpty ( 入金日 ) ; 1 ; 0 )

の代わりに:

1 – GetAsBoolean ( 入金日 )

→ 入金日があれば0、なければ1になるから、合計で「未入金件数」が出せる!

✅ 3. 複数のチェック項目を合計してスコアにしたい!

たとえば:健康チェックフォームで「はい」と答えた数を数えたい

GetAsBoolean ( 質問1 ) + GetAsBoolean ( 質問2 ) + GetAsBoolean ( 質問3 )

→ 「はい」が入ってるところだけ 1 になるので、そのまま足し算でスコア化できる!

📌 よくある活用シーンまとめ
シーンやりたいことGetAsBooleanの使いどころ
チェックボックスあり/なし0 or 1 で保存GetAsBoolean ( チェック )
日付が入ってるかどうか入金済み or 未入金1 - GetAsBoolean ( 入金日 )
条件達成の合計チェック数をカウント複数項目を足し算

✨ まとめ

  • GetAsBoolean は「ある or ない」を 0と1に変換してくれる便利関数

  • 条件分岐・集計・フラグ管理など、実務でめちゃくちゃ活躍する

  • 複雑な If を書かなくてよくなるので、ロジックがシンプル&読みやすくなる!

ぜひ、活用してみてください♪

参考:
リファレンス>関数リファレンス>テキスト関数>GetAsBoolean
https://help.claris.com/archive/fm19/ja/pro-help/content/getasboolean.html

その他の記事

IsEmpty について

IsEmpty は、フィールド内が空欄、またはエラーが発生した場合は真(1)を返す関数で、様々なシーンで便利に使うことができます。